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コンプライアンス研修

平成28年11月14日、須賀川信用金庫のコンプライアンス研修会がありました。

私は、同金庫の非常勤監事をしており、研修会にも参加させていただきました。

研修は、「反社会的勢力への対応について」と「なりすまし詐欺の被害防止について」

の2つのテーマでなされ、講師は、警察署の刑事課長や生活安全課の係長がなされました。

 

福島県内の暴力団は、住吉会系32%、稲川会系30%、山口組系29%で構成されており、

郡山・須賀川は稲川会系が強いとのことでした。組織の数は、42あり、構成員は約680人だそうです。

これは、暴対法施行前の1200人からすると人数は減少しているが、必ずしも弱体化していないとのことでした。

昨年の暴力団員の検挙数は110件であり、人数からすると高い割合とのことでした。

従前と比べると、潜在化しており、周りから見て暴力団とわかりにくくすることが多いとのことでした。

資金源を断つことが大切であるとのこと。

 

なりすまし詐欺については、28年11月14日現在で福島県内の被害金額は2億8849万円にのぼるとのことでした。

平成27年の同時期は3億円を超えていたので、昨年よりはやや少ないとのこと。

60件以上、金額にして6000万円分以上は、金融機関の窓口やコンビニなどの水際で被害が防止されているとのこと。

還付金詐欺なども出てきているとのこと。

 

従来と違うのは、加害者が被害者の自宅にお金を取りに来ることは少なくなり、遠くの駅などに被害者を呼び出して現金の受け渡しを行うことが多いとのことでした。

 

とても勉強になりました。

 

弁護士 三瓶  正

 

 

 

 

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